猫が下痢をしたとき、多くは腸内の粘膜で炎症が起きています。フードが合わなかっただけということもあれば、大きな病気が隠れていることもあり、その原因はさまざま。今回は、腸炎の症状や原因、治療について、獣医師の小林清佳先生に教えていただきました。
腸炎とは?

腸炎とは、腸の粘膜に炎症が起きて傷ついている状態です。一般的に、急に症状が現れて数日から1〜2週間以内に治まるものを急性腸炎、それ以上続くものや、よくなったり悪くなったりを繰り返すものを慢性腸炎と呼びます。
また、炎症が起きている部位によって、小腸性と大腸性に分けられます。小腸性では栄養吸収が阻害され、大腸性では水分の吸収が阻害されるため、症状に異なる特徴が見られます。ただし、複数の特徴が重なって見られ、炎症部位がはっきりしない場合もあります。