熊本市動物愛護センターでは、飼い主のいない猫の不妊去勢手術や地域猫活動の支援などに取り組んでいます。こうした活動を支える市民やボランティアとの関わり、さらに飼育放棄や多頭飼育崩壊を防ぐための取り組みについて、獣医師の資格をもつ職員・藤野理恵さんにお話をうかがいました。
*記事内容はすべて2026年6月1日現在のものです。

市民の支えを力に、命をつなぐ地域の拠点
「飼い主のいない猫への取り組みは、ボランティアさんに力を貸していただくことで成り立っています」と話すのは、熊本市動物愛護センター(以下、センター)で働く、藤野さん。
たとえば「飼い主のいない猫の不妊去勢手術に関するボランティア」では、器具や捕獲器の洗浄など、手術現場のサポートをしてくれる市民を募集。また、TNR※手術のために捕獲の支援をしてくれるボランティアさんもいるとか。猫のお世話から不妊去勢手術まで、限られた人員でひたむきに仕事と向き合う職員と、それを支える市民の力が多くの猫の命をつないでいます。
※「Trap(捕まえる)」「Neuter(不妊手術する)」「Return(元の場所に戻す)」を行うことで、繁殖を抑え、地域猫としてともに暮らしていくための活動。