猫は自分に危害を加えない相手を「仲間」として受け入れ、本来猫同士で交わすしぐさを向けることがあります。飼い主さんへの挨拶や甘えも、その延長にあるふるまいの一種。「猫は飼い主さんを大きな猫だと思っている」という説を唱える学者もいるほどです。
そこで今回は、その説の根拠となる4つの猫の行動を取り上げ、哺乳動物学者の今泉忠明先生に詳しく解説していただきました。
【根拠1】コミュニケーションの取り方が血縁者

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野生の猫は群れをなさず、基本的に単独行動。敵や獲物となるほかの動物からは身を隠しますし、猫同士であっても、ケンカを避けるために距離を置いて生活しています。
しかし、親子やきょうだいなど親しい関係であれば、相手を受け入れて交流をもつことも。本来は人も敵とみなして警戒するはずですが、信頼関係を築いた飼い主さんは別格。スリスリやふみふみ、鼻チューなど、特別なしぐさでコミュニケーションをとってくることがあります。