ねこのきもち

マダニが媒介とする感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」。ここ最近、感染例が全国的に報告されています。愛知県や三重県では人の死亡例が、茨城県では、ペットとして飼われていた猫に「SFTS」ウイルスの陽性が判明。これまで西日本を中心に発症報告がされていた「SFTS」ですが、関東地方でペットが感染したことが確認されたのは初めてとみられています。愛猫と飼い主さんの健康を守るため、今すぐできる対策を解説します。


「SFTS」とは何か?


「SFTS」とは、マダニが媒介する人獣共通感染症。正式には「重症熱性血小板減少症候群」という名称です。マダニの吸血によって病原ウイルスが感染する病気ですが、猫がSFTSに感染すると、元気や食欲の低下、発熱、下痢、嘔吐、黄疸などの症状がみられます。有効な治療法がなく、猫の場合、致死率が60〜70%と高く危険な病気と言えます。


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