食卓に刺し身などの「生もの」が並ぶこともあると思いますが、猫が誤って口にしてしまうと危険なものもあるようです。
具体的にどのようなものを食べると危険なのか、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
猫が口にすると危険な身近な「生もの」とは?

——猫が食べてはいけない生ものには、具体的にどのようなものがありますか?
岡本先生:
「猫が食べると危険な身近な生ものの事例としては、下記のようなものが挙げられます。
・アワビやサザエなどの生の貝類→皮膚(とくに耳先)に炎症が起きる(※貝類は加熱しても猫に与えるのはNG)
・生のエビ・カニなどの甲殻類、イカやタコ→一度にたくさん食べたり継続的に食べると食欲低下や、麻痺が起こる
・青魚→継続的に食べると食欲低下、皮膚や腹腔内にしこり、発熱、(アニサキスによる)嘔吐や下痢が起こる