猫の糖尿病は、シニア猫や肥満の猫がなる病気だと思われがちですが、実はどんな猫でも発症するリスクがあります。いざというときのためにも、糖尿病がどういう病気なのかを知っておくことが大切です。
そこで今回は、糖尿病になりやすい猫の特徴や糖尿病の症状などを、獣医師の小林清佳先生に伺いました。
猫の糖尿病ってどんな病気?

糖尿病とは、血糖値の高い状態が持続する病気です。本来、血中の糖はすい臓から出る「インスリン」というホルモンによって細胞に運ばれますが、さまざま要因でインスリンの働きが弱まったり、分泌されなくなったりすると、糖が血中に残る高血糖の状態になります。